2012年10月30日

旅行のトリビアが満載!JTBグループ100年史(1912-2012)

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
JTBは今年3月12日に100周年を迎え、さまざまな記念事業を展開されていますが、先日JTB広報室に伺った際、室長の立川様のご配慮で『JTBグループ100年史』を頂戴しました(正確にいうと送っていただきました)。というのもページ数はなんと、全680ページ!!!大型の百科事典のような厚さに重厚な装丁。そして田川社長のメッセージが添えられています。この中には、1912年(明治45年)にジャパン・ツーリスト・ビューローとして誕生したJTBグループの100年の歴史(旅行業の歴史)が詰まっています。
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当初は外客誘致、斡旋ということで、インバウンドから始まった旅行業。目次を眺めていても各時代の情勢や人々の欲求、それに応じて変革を遂げた旅行業の流れがわかり非常に勉強になります。海外のお客様を迎えるべく設立当初は洋風の建物に調度品なども一流のものを揃え、従業員にも服装や身だしなみを整えさせたといいます。旅客機のない時代ですから、移動は船。私の好きな船旅の黄金時代です。
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そして目を引いたのが、戦時下のこと。有名な杉原千畝の命のビザを手にしたユダヤの人々が、ウラジオストックから敦賀へ船で渡り、渡米する……その引率や手続きなど実務を請け負ったのもJTBだったこと。太平洋戦争末期には旅行が禁止されたり、あるいは戦中ならではの学童疎開もJTBが請け負っていたことなど、歴史の裏にJTBあり…というトリビアも満載。
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個人的な関心だと、お気に入りの唐津シーサイドホテルの前身はJTBが保有していたり、毎年楽しみにしている「絵ごよみ」(各地の行事やイベントが掲載されたカレンダー)が、1953年に開始となった歴史あるものだったとか、発見もいろいろ。読むのが遅いのでマイペースで読み進めていますが、面白いトリビアがあったらまたご紹介しますね。

こちらのJTBグループ100年史は非売品。ご覧になりたい方は、国会図書館、旅の図書館などに寄贈があるとのことなのでのぞいてみてくださいね。(旅の図書館についてはこちらでレポートしています。館長さんなどは変わっていますが、東京駅八重洲口近くにありどなたでも利用できます)。旅行業界に興味のある学生さんも、目次だけでも押さえるとよさそうです。

この場を借りて、貴重な資料を頂いたJTBの皆様に御礼申し上げます。
posted by 村田和子 at 15:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行商品・旅行サービスを考える | 更新情報をチェックする