2018年12月04日

ホテル雅叙園東京で日本の伝統工芸・アートを体感:百段階段展開催中

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。先日NHKラジオ【Nらじ】の生出演後に向かったのは目黒。2017年にリブランドした、日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」で、11月29日~12月24日まで実施される「百段階段展」のお披露目会があったのです。

まずは宿泊者限定で実施される「館内のアートツアー」のデモに合流。90年前に料亭としてオープン、日本初の総合結婚式場として愛されてきたとあって、館内に入った瞬間から日本の文化が息づくのを肌で感じます。
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開放的なロビーも、上品な和モダンにまとめられ、以前よりもすっきりとした印象。今回案内頂いた和室宴会場は初めて拝見したのですが、彫刻や絵画、天井は格天井、柱も素材や彫刻が見事。螺鈿細工も随所に施され、建築美が集結。まさに美術館のようなホテルで、いくらでも眺めていられます。
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そして、今回創業90周年を記念して実施される「百段階段展~荘厳なる日本美術の空間へ」を見学。百段階段は、創業当時の様子を残し東京都の有形文化財に指定されている建物。いつもは展示物があるのですが、今回は建物自体をじっくりと楽しんでいただくのがコンセプトのイベント。意外なことに建物をメインにしたのは今回が初めてとのこと。
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階段にそって7つのお部屋があり、かつては華やかな宴会が繰り広げられたそう。著名な芸術家が手掛けた絵画・彫刻・工芸などが「こんなに一度に集結していていいのかしら?」と思うほど随所にみられる館内。モーショングラフィックスで各部屋の解説もあり、じっくりと伝統的な建築の美を満喫できます。夜だったこともあり(※金曜・土曜日は夜間も開館)、なんとも幽玄な感じでタイムスリップしたかのよう。
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最上階にある頂上の間では、ホテル雅叙園東京を舞台に撮影しパリのイベントで公開されたショートムービーも上映。百段階段の雰囲気や魅力をうまくとらえた、見ごたえのある作品です。

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今回のように建物そのものを見せるのは初めてとのことですが、アートや建築がお好きな方には、お部屋の隅々まで見学でき、おすすめ。

どうしてこれだけのものが残っているのかずっと気になっていたのですが。第一次大戦後の昭和初期は、大正時代の華やかな芸術を受け継ぎつつも、世界的な恐慌でなかなか芸術家や工芸家の活躍の場がなかったそう。そういった方の活躍の場を提供したのがホテル雅叙園東京の前身、目黒雅叙園を創業された細川力蔵氏だったとのこと。芸術家の方の表現の場を得た喜びが丁寧な仕事ぶりに表れているようで、見ていると感激します。

建築好きなので、古い建物があると旅先でも立ち寄ることが多いのですが。欄間や柱、組子に至るまで素晴らしく、都内でこんなに満喫できるなんて驚きです。イヤホンガイドもあるようなので、もう一度訪れてじっくり見学しようと思っています。
なお、100段階段という名前なのに、階段は実は99段なんです。理由は、ぜひ足を運んで確かめてみてくださいね。

「百段階段展~荘厳なる日本美術の空間へ」は、大人1500円、学生800円。小学生以下は無料。伝統文化を感じる旅育にもおすすめです
(※文化財ですので見学に際してはマナーを守りましょう。それも旅育です♪)
お食事つきのプランもあります。

また、先にご紹介した、館内ツアーは宿泊者限定ですが、見学した和室宴会場で、朝ヨガをしてエグゼクティブラウンジで朝食を頂く「モーニング・アートヨガ」など、ビジターでも参加可能なイベントもあります。ぜひ気になる方はお好みを探してみてください。
(おまけ)ホテルのお部屋も見学をしたのですが、こちらは日本の伝統を生かしつつ、コンテンポラリーな感じで、窓の外には夜景が広がり美しい。機会があれば宿泊もぜひ。
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posted by 村田和子 at 03:18| 東京 ☁| Comment(0) | 村田和子のアンテナ | 更新情報をチェックする
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