JATA新春会見田川会長のお話から。2019年の旅行業・10連休などを考える

こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。
新年早々に催されたJATA(日本旅行業協会)の新春会見の話を今頃ですみません。

会長の田川氏がお話しくださったのですが、とても勉強になることばかりで、10連休のご取材を頂くことも多くなり復習中です。

2018年年初に田川氏は、旅行業界を表す漢字として「備」を挙げられたそう。では、2019年は???ということで、選ばれたのが「挑」。
田川氏いわく「チャレンジしてトライを決める年」とのこと。

ゴールデンウィークの10連休、国際観光旅客税(出国税)、大阪で初めて開催されるツーリズムエキスポ。
ラグビーのワールドカップ、消費税引き上げ、オーバーツーリズムの問題、DMO、働き方や休み方などなど。
会見後の記者からのQ&Aも、とても盛り上がりました。
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私の独断と偏見で3点ほど会見からご紹介いたします

■10連休は、働き方、休み方の実験の場としても注目
旅行業界としては好機であり、実際に旅行の申し込みも動き始めている。
ただそれだけではなく、皆で同時に一緒に休むこの機会を、働き方、休み方の実験の場として注目している。
今年の動向を踏まえ、今後の施策に生かしていく必要性がある。
というのも10連休はウェルカムな人ばかりではないし、休めない人もいる。
例えば時給換算の派遣の方はありがたくない人もいるだろうし、サービス業で休めない人もいる。
様々な意見をまとめ、今後どうあるべきかに活かせるように業界としても働きかけていく。


■今後の旅行業は多様化が進む
大きく旅行業には、代理店機能(あるものを売る手数料ビジネス)と メーカー的な役割である物を作りfeeをもらう機能がある。
現状はOTAの台頭により、旅行業としては代理店機能は減少、メーカー的な役割を強化する傾向にあるが、どういったバランスでかじ取りをするかで、旅行業といっても各社の特徴がわかれてくるのではないか?多様化が進みそう
(※JRは駅ナカビジネスで成功しているが、そういった旅行だけではない展開も検討の必要性)

一方で海外からOTAをはじめ、様々なビジネスが国境をこえてくるにあたり、国際的な旅行業法の在り方を考える必要性が出てきそう。


■ラグビーワールドカップは地方に注目が集まるイベント
全国12の会場の他、練習場もあり、地方が注目、観光と紐づけられる数少ない国際的なイベント。
すでに日本でも決勝や準決勝などの好カードは、抽選販売されたが、ぜひマイナーな試合にも足を運んでもらい周りを観光する動きにつなげることが重要。
海外からの観戦も、欧米は好調だが、アジア圏の人にどれだけ響き集客できるかが鍵(15人制ラグビーはアジアでなじみが薄い)


一時も聞き逃せない、ワード、お話が満載。特に働き方、休み方については、キッズウィークも昨年から取り組みがはじまり、有休取得義務化の動きなどもあり、議論がされる機会も増えそうです。

田川氏のお話を直に伺うのは、本当に貴重な機会だと聞いています(JTBの会長でもいらっしゃいますが、なかなか社員の方でも叶わないというお話も耳にします)。お声がけ頂いたJATA広報室長の矢嶋様に感謝です。

2019年も観光業界はいろいろありますが、私も「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」の活動スローガンのもと頑張ります。
そしてどうぞ、平和で災害のない一年でありますように。

※参考:2018年12月のJTBマスコミ懇親会(高橋社長のお話)はこちら

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